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ESD,抗菌試験1

MRSA、O157、ピロリ菌に対する抗菌試験(東邦大学医学部薬理学教室)

試験液

ES大豆発酵生産物
原液(ph5.5)及び1000倍希釈(ph6.2)

試験菌

MRSA NO. 1株 
Escherichia coli O157:H7 R27株 
Helicobacter pylori ATCC 43504

方法1

試験菌を前培養後、滅菌生理食塩液にて約10CFU/ml に調製し、試験液10mlずつ添加し、室温にて静置した。

方法2

0、2、4、8、24時間後に50μlずつ採取し、MRSAは Trypticase soy agar(BBL)、Ecoli O157:H7 はソルビドールマッコンキー寒天培地(BBL)、H.pyloli は羊血液寒天培地M58(栄研)に滴下し、コンラージ棒でまん べんなく塗り広げた。MRSA および Ecoli O157:H7 は35℃、18時間、H.pylori は10%CO2 存在下にて35℃4日間培養後発育した菌数を計測し、1ml当たりの生菌数を求めた。
試験菌/作用時間
0
2
4
8
24
MRSA
NO. 1株
原液
8.0×105
2.0×105
8.4×104
1.2×104
2.4×102
1000倍希釈液
8.0×105
2.0×105
2.0×105
4.0×105
4.0×105
E.coll
O157:H7
R27 株
原液
8.0×105
2.0×105
2.0×105
1.8×105
1.2×103
1000倍希釈液
8.0×105
4.0×105
2.0×105
1.9×105
1.8×105
H.pylori
ATCC 43504
原液
2.0×105
6.0×101
<2.0×101
<2.0×101
<2.0×101
1000倍希釈液
2.0×105
4.4×104
3.6×104
1.9×103
<2.0×101

結果コメント(東邦大学医学部薬理学教室)

MRSA、E.coll、O157:H7 および H.pylori の3株に対しES大豆発酵生産物の殺菌力について検討した。
その結果、本液は H.pylori に対して極めて強い殺菌力を有していた。すなわち、本原液とH.pylori を接触させた場合、短時間で著しい菌量の減少を認め、4時間で完全に殺菌し得た。
一方、MRSA、および E.coll、O157:H7 に対しては、本原液は8時間以後に効果が認められ24時間では、残存菌量は1/100以下にまで減少した。これらの両菌種に対してはある程度長い時間で殺菌作用を示すものと思われた。 
O-157(腸管出血性大腸菌)試験結果
MRSA試験結果
ヘリコバクターピロリ菌 試験結果

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