ESD,抗菌試験2
試験機関:財団法人日本食品分析センター
カンピロバクターに対する殺菌力試験
1、検体
ES大豆発酵生産物
2、試験目的
検体の抗菌力試験を行う
3、試験概要
検体原液及び滅菌精製水を用いて調整した検体1,000倍希釈液を試験液とした。試験液にカンピロバクターの菌液をそれぞれ添加、混合後、25℃、微好気条件で保存し、1、2、3及び4時間保存後に試験液の生菌数を測定した。
4、試験結果
結果を表に示した。なお、SCDLP培地で試験液を10倍に希釈することにより、検体の影響を受けずに生菌数が測定できることを予備試験により確認にした。
5、試験方法
ES大豆発酵生産物
2、試験目的
検体の抗菌力試験を行う
3、試験概要
検体原液及び滅菌精製水を用いて調整した検体1,000倍希釈液を試験液とした。試験液にカンピロバクターの菌液をそれぞれ添加、混合後、25℃、微好気条件で保存し、1、2、3及び4時間保存後に試験液の生菌数を測定した。
4、試験結果
結果を表に示した。なお、SCDLP培地で試験液を10倍に希釈することにより、検体の影響を受けずに生菌数が測定できることを予備試験により確認にした。
5、試験方法
- 試験菌
campylobacter jejuni subsp.jejuni ATCC 33560(カンピロバクター) - 試験用培地
BA培地:馬脱繊維血液を5%添加したトリプトソイ寒天培地(栄研化学株式会社)SCDLP培地:SCDLP培地(日本製薬株式会社) - 菌液の調整
BA培地で35℃±1℃、3日間微好気培養液、得られた菌体を滅菌生理食塩水に懸濁させ、1ml当たりの菌数が 10の7乗~10の8乗 となるように調整し、菌液とした。 - 検体原液及び滅菌精製水を用いて調整した検体1,000倍希釈液を試験液とした。試験液10mlに菌液0.1mlをそれぞれ添加、混合後、25℃±1℃、微好気条件下で保存し、1、2、3及び4時間保存後のSCDLP培地を用いて10倍に希釈した。
この希釈液の生菌数をBA培地を用いた平板塗抹培養法(35℃±1℃、7日間微好気培養)により測定し、試験液1ml当たりに換算した。
また、滅菌精製水を対照の試験液とし、同様に試験した。
試験機関:社団法人東京都食品衛生協会 東京食品技術研究所
カビに対する殺菌力試験
試験方法
1、試験菌
Aspergillus niger IFO 6341 アスペルギルス(コウジカビ)
Penicillium citrinum IFO 6352 ペニシリウム(アオカビ)
Cladosporium cladosporioides IFO 6348クラドスポリウム(クロカビ)
2、試験菌液の調整
ポテトデキストロース寒天斜面培地で十分に形成された供試菌の胞子を0.05%Tween80加生理食塩水に懸濁させた。この懸濁液から菌糸体を除去したものを普通ブイヨンに加えて調整した混合胞子懸濁液を、試験菌液とした。
3、試験操作
試験品20mlを100ml溶滅菌三角フラスコに入れ、これに混合胞子懸濁液 0.1mlを添加し25℃において保管した。
4、菌数測定
経過時間ごとに三角フラスコ中の試験品1ml当たりのカビ数をGPLP寒天培 地を用い測定した。
5、試験結果
表に示しました。
1、試験菌
Aspergillus niger IFO 6341 アスペルギルス(コウジカビ)
Penicillium citrinum IFO 6352 ペニシリウム(アオカビ)
Cladosporium cladosporioides IFO 6348クラドスポリウム(クロカビ)
2、試験菌液の調整
ポテトデキストロース寒天斜面培地で十分に形成された供試菌の胞子を0.05%Tween80加生理食塩水に懸濁させた。この懸濁液から菌糸体を除去したものを普通ブイヨンに加えて調整した混合胞子懸濁液を、試験菌液とした。
3、試験操作
試験品20mlを100ml溶滅菌三角フラスコに入れ、これに混合胞子懸濁液 0.1mlを添加し25℃において保管した。
4、菌数測定
経過時間ごとに三角フラスコ中の試験品1ml当たりのカビ数をGPLP寒天培 地を用い測定した。
5、試験結果
表に示しました。
大腸菌に対する殺菌力試験
試験方法
1、試験菌
大腸菌 (Escherichia coil IFO 3972)
2、試験菌液の調整
供試菌を普通寒天培地に移植し35℃で24時間培養後、1コロニーを普通ブイヨ ン培地に移植し、35℃で18時間振とう培養した。この菌液を普通ブイヨンを用いて希釈調整した。
3、試験操作
試験品50mlを100ml容滅菌三角フラスコに入れ、これに上記2で調整した試 験菌液0.1mlを添加し、35℃において保管した。
4、菌数測定
経過時間ごとに三角フラスコ中の1ml当たりの生菌数をSCDLP寒天培地 を用いた混釈培養法により測定した。
なお、生菌数測定時の希釈にはSCDLPブイヨン培地を使用した。
5、試験結果
表に示しました。
1、試験菌
大腸菌 (Escherichia coil IFO 3972)
2、試験菌液の調整
供試菌を普通寒天培地に移植し35℃で24時間培養後、1コロニーを普通ブイヨ ン培地に移植し、35℃で18時間振とう培養した。この菌液を普通ブイヨンを用いて希釈調整した。
3、試験操作
試験品50mlを100ml容滅菌三角フラスコに入れ、これに上記2で調整した試 験菌液0.1mlを添加し、35℃において保管した。
4、菌数測定
経過時間ごとに三角フラスコ中の1ml当たりの生菌数をSCDLP寒天培地 を用いた混釈培養法により測定した。
なお、生菌数測定時の希釈にはSCDLPブイヨン培地を使用した。
5、試験結果
表に示しました。
黄色ブドウ球菌に対する殺菌力試験
試験方法
1、試験菌
黄色ブドウ球菌 (Staphylococcus aureus IFO 12732)
2、試験菌液の調整
供試菌を普通寒天培地に移植し35℃で24時間培養後、1コロニーを普通ブイヨ ン培地に移植し、35℃で18時間振とう培養した。この菌液を普通ブイヨンを用いて希釈調整した。
3、試験操作
試験品50mlを100ml容滅菌三角フラスコに入れ、これに上記2で調整した試 験菌液0.1mlを添加し、35℃において保管した。
4、菌数測定
経過時間ごとに三角フラスコ中の1ml当たりの生菌数をSCDLP寒天培地 を用いた混釈培養法により測定した。
なお、生菌数測定時の希釈にはSCDLPブイヨン培地を使用した。
5、試験結果
表に示しました。
1、試験菌
黄色ブドウ球菌 (Staphylococcus aureus IFO 12732)
2、試験菌液の調整
供試菌を普通寒天培地に移植し35℃で24時間培養後、1コロニーを普通ブイヨ ン培地に移植し、35℃で18時間振とう培養した。この菌液を普通ブイヨンを用いて希釈調整した。
3、試験操作
試験品50mlを100ml容滅菌三角フラスコに入れ、これに上記2で調整した試 験菌液0.1mlを添加し、35℃において保管した。
4、菌数測定
経過時間ごとに三角フラスコ中の1ml当たりの生菌数をSCDLP寒天培地 を用いた混釈培養法により測定した。
なお、生菌数測定時の希釈にはSCDLPブイヨン培地を使用した。
5、試験結果
表に示しました。
サルモネラ菌に対する殺菌力試験
試験方法
1、試験菌
サルモネラ (salmonella enteritidis ifo 3313)
2、試験菌液の調整
供試菌を普通寒天培地に移植し35℃で24時間培養後、1コロニーを普通ブイヨ ン培地に移植し、35℃で18時間振とう培養した。この菌液を普通ブイヨンを用いて希釈調整した。
3、試験操作
試験品50mlを100ml容滅菌三角フラスコに入れ、これに上記2で調整した試 験菌液0.1mlを添加し、35℃において保管した。
4、菌数測定
経過時間ごとに三角フラスコ中の1ml当たりの生菌数をSCDLP寒天培地 を用いた混釈培養法により測定した。
なお、生菌数測定時の希釈にはSCDLPブイヨン培地を使用した。
5、試験結果
表に示しました。
1、試験菌
サルモネラ (salmonella enteritidis ifo 3313)
2、試験菌液の調整
供試菌を普通寒天培地に移植し35℃で24時間培養後、1コロニーを普通ブイヨ ン培地に移植し、35℃で18時間振とう培養した。この菌液を普通ブイヨンを用いて希釈調整した。
3、試験操作
試験品50mlを100ml容滅菌三角フラスコに入れ、これに上記2で調整した試 験菌液0.1mlを添加し、35℃において保管した。
4、菌数測定
経過時間ごとに三角フラスコ中の1ml当たりの生菌数をSCDLP寒天培地 を用いた混釈培養法により測定した。
なお、生菌数測定時の希釈にはSCDLPブイヨン培地を使用した。
5、試験結果
表に示しました。
腸炎ビブリオに対する殺菌力試験
試験方法
1、試験菌
腸炎ビブリオ (Vibrio parahaemolyticus TFS 1046)
2、試験菌液の調整
供試菌を3%食塩加普通寒天培地に移植し35℃で24時間培養後、1コロニーを3%食塩加普通ブイヨ ン培地に移植し、35℃で18時間振とう培養した。この菌液を3%食塩加普通ブイヨン培地を用いて希釈調整し た。
3、試験操作
食塩を3%の濃度になるように添加した試験品50mlを100ml容滅菌三角フラスコに入れ、上記2で調整した試験菌液0.1mlを添加し、35℃において保管した。
4、菌数測定
経過時間ごとに三角フラスコ中の生菌数を3%食塩加SCDLP寒天培地を用いた混釈培養法により測定した。
なお、生菌数測定時の希釈には3%食塩加SCDLPブイヨン培地を使用した。
5、試験結果
表に示しました。
1、試験菌
腸炎ビブリオ (Vibrio parahaemolyticus TFS 1046)
2、試験菌液の調整
供試菌を3%食塩加普通寒天培地に移植し35℃で24時間培養後、1コロニーを3%食塩加普通ブイヨ ン培地に移植し、35℃で18時間振とう培養した。この菌液を3%食塩加普通ブイヨン培地を用いて希釈調整し た。
3、試験操作
食塩を3%の濃度になるように添加した試験品50mlを100ml容滅菌三角フラスコに入れ、上記2で調整した試験菌液0.1mlを添加し、35℃において保管した。
4、菌数測定
経過時間ごとに三角フラスコ中の生菌数を3%食塩加SCDLP寒天培地を用いた混釈培養法により測定した。
なお、生菌数測定時の希釈には3%食塩加SCDLPブイヨン培地を使用した。
5、試験結果
表に示しました。